中川修子が綴る「介護ブログ」

2,低栄養改善料理教室

~高齢者の一人暮らし世帯が増加~
今、私の介護予防教室の生徒さんで男性の一人暮らしの方が何人かいらっしゃいます。その中の何人かが ヤセすぎ=低栄養状態 です。
「今どき低栄養!?が問題になっている」ということは知っていましたが、今までの生徒さんは女性の方が多かったので、あまり低栄養については問題なかったのです。しかし、新しいグループの皆さんの中には問題を抱えている方も多く「このままでいいのか?介護保険!介護予防!」と本当に心配になります。
その方は「要支援」で低栄養が深刻な問題なのに、的外れのケアプランに驚きました!

「バランスの良い食事とは?」について話しながら低栄養の危険レベルである方のお家に訪問して他の2人の方ともお弁当を食べました。

メニュー

・シャケ はらこ飯(仙台駅弁で人気)
・手作り金柑の甘露煮
・クリームチーズの黒豆和え
(老人ホーム入居者さんにもとても人気)
・ホウレン草のゴマ和え
・ピーマンと塩昆布和え
・サツマイモの甘煮
・手作り塩らっきょの生ハム巻き
・カボチャのサラダ
・味付けうずら卵
・みかん

この材料には隠れた“キーワード”が入っています。何かわかりましたか?
“簡単に作れるもの”にして作り方も色々と伝授しました。
「いつも食欲がないから食べてない」と言っていた方々がきれいに完食してくれました!
「食べられない」ではなく「食べる意欲をなくしているのだ」と思いました。
みんなで食べることの大切さを感じます。

食事は口だけで感じるものではなくて

で味を感じ

視覚で食欲を掻き立て

嗅覚でも食欲を掻き立て

環境でも食欲を掻き立て

はじめて美味しくいただけるのだそうです!

だから孤食は本当に良くないと感じます。

「栄養補助食品やサプリメントだけ取っていればいい」なんて思わないで欲しい!
早くコロナが収束して、またみんなで「食事会」を開きたいです。