中川修子が綴る「介護ブログ」

2,低栄養改善料理教室

毎年年末に「おせち料理」を作りたい!と思っていても、バタバタしていて中々作れませんでした。
そういえば、一人暮らしの方のお正月ってどうなの?一人暮らしでも”手作りおせち”で幸せなお正月を迎えてほしい!と思い
「そうだ、生徒さんの中でお一人様の方に声をかけて、みんなでおせち料理を作ろう!」ということになりました。
初めての試みでしたし、コロナのこともあるので、ごく少人数で12/30に行いました。
3人の方が私も参加したい!と言ってくださり、いつも“キムチ”を作ってくれる方はご夫婦で参加されました。
2~3日前から買い出しをし、前日朝から晩まで色々な料理の下ごしらえをしておきました。そのまま仕上げたほうが楽な料理もありましたが、やはりご自分で「作った感」を味わってほしくて、途中まで仕上げて当日皆さんに仕上げを行っていただきました。“栗きんとん”の裏ごしがちょっと大変で、みんなで交代しながら作りました。高いけど和栗を1個ずつ使いました。味は最高!!

事前に、持ち帰るのに「お重箱を持って来てくださいね」とお伝えすると、
皆さんから「もう今は持ってないわー、タッパーを持っていきます」と言われ、
「すみません、それだけは勘弁してください。お料理の見栄えが悪くなってしまいます。私、沢山持っているのでそれをお使いください。」とお願いしました。
やはり、最後に盛り付けをして「やっぱりこうでなくってはね!」と皆さんで納得。
お重箱は昔はどの家にもあったはずですが、今はもう家にある方のほうが少ないのかもしれません。
自称「日本の文化伝承人」としては悲しい限りです。。。

そのあと…
・年越しそば
・杏仁豆腐(手作りのゆずジャム添え)
・ぜんざい(前々日からストーブの上で煮ていたもの)
を食べて、一年の最後に最高に楽しく過ごすことができました。
お帰りになるとき「一言ください!」とお願いすると、皆さん満面の笑みで「今日は最高に幸せ~!!」と言っていただけました。
生徒の皆さんから帰り際に「来年もやってね~」と言われました。
もう一年後の約束をさせられました。
その日は「介護予防教室」とはまた違った幸福感を味わえました。
私もどうなることかと思いましたが、大変だったけど本当に楽しかったです。
息子夫婦にも元旦の日に私の手作りおせち料理を食べてもらいましたが、
お取り寄せの“京都の老舗おせち料理”と比べても
「お母さんのほうが美味しい!」「それぞれの素材の味がしっかりと味わえる!」と絶賛でした。
誉め過ぎ?!とも思いましたが、“栗きんとん”など今まで買って食べていたものは、
“芋の味がせず、ただ甘いだけ”という感じだったので、まんざらお世辞でもないのかなと思っています。
このまま続けて来年はもっと多くの参加者を呼べると良いのですが…