介護経営の心得

中川流では「能ある鷹はどんどん爪を出そう!」

皆さん、こんにちは!中川修子です。

早速ですが、最近1つ1つの自分の業務を見直していくと介護の仕事は本当に奥が深く、色々な分野の能力が身に付き、「楽しいな!」と感じます。特に、在宅介護は介護の現場でもっともっと自分の持っている才能の花を咲かせてほしいなと思います。

皆さん「脳ある鷹は爪を出さず」ということわざをご存じでしょうか。才能やセンスのある者は、軽々しくそれを見せつけるようなことはしないというたとえです。ここでみなさんに考えていただきたいのは「脳ある鷹は」本当にその才能やセンスを隠し続けなければならないのでしょうか。

私のことで恐縮ですが、「介護食アドバイザー」の資格を取あるため、色々と勉強しました。(通信教育があります)皆さん、「みそ汁肺炎」という言葉をご存知でしょうか。汁と具の食感の違いがあると汁はスーツと入り、具が口の中に残ることがあるからです。特に、なめこもみそ汁に入れると誤嚥しやすい食べ物の一つです。高齢者にとって危険な食べ物は「おもち」だけではないんです!

★気をつけた方が食べ物とは★
①こんにゃく入りゼリー → 弾力性が強いため噛みきれない
②焼き海苔・おぼろ昆布 → 上あごにピタッとくっつきやすい食べ物
③せんべい類 → 噛んだときにできるかけらに気がつかないで誤嚥
④豆腐類 → 形が崩れやすく、崩れた部分が気管に入りやすい
⑤きな粉 → 粉を吸い込んだ時にむせやすい(※しっとりさせれば大丈夫)
⑥水分の少ないクラッカー → 唾液を吸ってしまうので、食塊をつくりにくくする
⑦栗まんじゅう → 水分がなく口の中でポロポロと崩れるものも。食塊をつくりにくくする

ある時、老人ホームの食事が『パンの日』でした。”口腔体操”を終えた後、私が「皆さん、パンは噛むと塊になるのよ!あと、水分を一緒に摂ると喉の奥で膨らんで、”喉詰まり”の原因になるので余り沢山のパンをほうばらないようにお願いしますね~」と言うと。

入居間もない方が、「そうなのか?私も何十年生きて来たけれどもパンが食べにくいと言う話は、初めて聞いてよ」と驚かれました。介護職に就かれている方、ぜひあなたの知識を全面に出し、入居者さんの事故防止に繋げていきましょう!