中川修子が綴る「介護ブログ」

「NPOシニアシステム協議会」の皆さんの講座を終了して

1.シニアシステム協議会の活動

船橋を拠点に活動されている「NPOシニアシステム協議会」さんの活動は素晴らしいものがあります。
以前から、西川代表との交流があり、活動内容も

1.iPad教室
2.寺子屋勉強会
3.親睦会(季節を感じるもの、地元の食を楽しむもの)

等々。
私も西川代表からiPadの使い方を教えてもらっています。
決められた日に参加できずにいましたら、私の事務所まで来て個人レッスンをしてくださり集中して学ぶことができました。
今、私が取り組んでいる「介護予防教室」の情報収集にも大いに役立てることができました。

2.「iPad」で安否確認!

「iPad教室」のメンバーには「おひとりさま」もいらっしゃって「孤独死」が問題化されている昨今、「安否確認」をなんとiPadで行っているのです。
朝は「おはよう:「おはよう」と色々な方からスタンプが発せられ、夜は「おやすみ」「おやすみ」のスタンプが・・・
これは真に時代の最先端をいく画期的な「安否確認」だと驚いています。
是非、「おひとりさま」他の方でも「iPad教室」に足を運んでみませんか?

iPadで安否確認に興味のある方は是非「iPad教室」にご参加ください♪
「NPOシニアシステム協議会」西川代表の連絡先
047-469-5651

3.自立した生活

さて、「iPad教室」のメンバーは実に元気!実に明るい!!
今のままでも充分健康を維持しておられますが、西川代表から「『介護予防教室』をメンバーたちで受講したい」と言って頂いて1年前から受講して頂きました。
やはり「iPad」等、何かを学ぼうとしている方々は勉強熱心!真剣に受講して頂きました。出席者を取りまとめて下さる方はメンバーの中でも最高齢者の86歳Kさんでした。
私など高齢になってくるとなにかと誰かに頼って楽をしようとしてしまいますが、西川代表とKさんのおかげで12回の講座を無事終了することができました。Kさんお疲れ様でした。ありがとうございました。

4.私の理念

高齢の方が若い方の中に入った時、優しい若人が全部お世話をしてくれて・・・となりがちですが、私は違います。
出来ないところはもちろん手伝ってもらうのですが、高齢者のことを若人から尊敬してもらいたいを思っています。
以前、デイサービスで、施設に入ったら「昔の肩書は捨てましょう!」と言う教育を受けていました。
しかし、最近ある本に“「昔の肩書」で呼んであげた方がその方が活き活きした顔をする”と書かれているのを見て、「そうだ!そうだ!」と思いました。
私の母もデイサービスで肩書ではないけれど、皆から「お母さん、お母さん」と呼ばれてとても喜んでいました。

5.「介護予防教室」の普及活動

講座を開いて1年半近くになります。自宅でも家庭血圧と体温を測りましょう!と訴え続けています。
「iPad教室」のYさんは「介護予防教室」をきっかけに体組成計を購入し、数値を自分で管理し、奥様の協力のもと食事もバランスよく摂るようにと意識し始め、体重も減量、体組成の数値もいい方向へ向かっているとの報告を受けました。
私が今、企画している高齢者が元気になる「カフェ」は若い方がお世話して下さるものではなく、高齢者の方の知恵、技術などを伝授する場にしたいと思っています。
高齢者の方が元気になるカフェです。
今、「介護予防教室」の市川教室では毎回「ぬか漬け」を持ってきて下さる方がいて、「今度ぬか床を分けて下さい!」等の会話が飛び交っています。
まだ、血圧計を持っている方は少ないです。持っていても、古かったり、正しく測れていなかったり。
本当に地道ですが、“セルフメディケーション”(自己管理)できる方がすこしづつ増えていくことを願っています。