中川修子が綴る「介護ブログ」

介護予防教室–「実籾教室」

ネスト実籾――こだわり市場

ネスト実籾での介護予防教室は2019年3月でちょうど1周年を迎えることができました。
「ネスト実籾」はデイサービスの施設ですが、毎月第4日曜日に「こだわり市場」を催しています。(10:00~11:30くらい。品物がなくなり次第終了)
ネスト実籾がオープンした頃から付近のスーパーやコンビニが次々と閉店し近くに住む高齢者の方達が買い物に不便を感じるようになってきました。
少しでもお役に立てればと“こだわり市場”をオープンしました。
近所の和菓子屋さんや、船橋市内の農家さんが採れたて野菜を持ってきてくれます。
今ではすっかり定着してきて、年末などはあっという間に品物がなくなり、和菓子屋さんなど何度もお店まで商品を取りに行くこともあるほどになりました。

一人暮らしの方など「毎月ここでおしゃべりするのが楽しみなんだよ」と言って私とハグしてくれます。
「誰にでもはハグしないんだよ。あんただけにするんだよ」と殺し文句を言ってくれます。

2018年4月からは「認知症カフェ――“小鳥カフェ”」をオープンしまして、ネスト実籾のスタッフが柱となり、健康体操をしたり、色々な情報をお伝えしたりしています。

介護予防教室の意義

私の「中川流 介護予防教室」も今回で4回目。
今回は「血圧」についてです。

右腕、左腕、右脚、左脚の測定をしました。
その数値から、色々なところの動脈硬化が分かります。
「こんなところで測定したのは初めて!」と驚きの声が上がります。
私は、この「初めて!」という言葉が大好きです。
「昔の常識」と「今の常識」は違っているところがあるとテレビでも良く見かけますよね。

色々な測定をして、自分の数値に向かい合って頂きました。
すると、Sさんが
「私ね、この間“バランスの良い食事を摂りましょう”の時、チェックテストで『鉄分不足』と言う結果が出て病院でも言われていたのでびっくりした!なので、それから鉄分が入っているレバーや海藻や肉をいっぱい食べるようにしたの。そうしたら、この間、病院でお医者さんに『貧血の数値が良くなっているね』と言われたので嬉しくて・・・」

と話され、他の人たちが「へーっ!すごいね!!」というと

「それからね、最近、友達に会うと『あなた、“頬紅”つけているの?』と聞かれるようになって『何もつけていないわよ!』というと、『へーッ!顔色が良くなったね!』とよく言われるようになったのよ!」
と、とても嬉しそうに興奮気味にお話されていました。

本当にこの「介護予防教室」に参加された方から、学んだことを、生活に取り入れてもらって「以前より健康になった!」との報告を受けると、本当にこの【中川流 介護予防教室】を始めてよかった!とつくづく思います。

1.病気にかからないための対策を知り、
2.早期発見ではやめに病気を気付く
3.数値でしっかり気が付く

これが私の「介護予防教室」です。