中川修子が綴る「介護ブログ」

「ハッピーニューライフ東船橋」の家族懇談会

おかげさまで17周年!

私の会社で1番最初にオープンしました「ハッピーニューライフ東船橋」が17周年を迎えることができました。

古い建物を利用したホームです。

「建物(ハード面)ではお客様を呼べないから、中身(ソフト面)で勝負だ!!」

は、スタッフと一緒に今までずっと言い続けている言葉です。

こんなに古い建物でもオープンして今までほとんど満室状態を維持できています。

この建物のリフォームをお願いした、永年お付き合いのある不動産会社の社長さんにいつも、

「『ボロは着てても心は錦』ってこういうことだな~」
と言われます。

その通りです。
見学に来られたご家族がよくお話されています。

「見学に行ったとき、不動産の物件の設備の説明ばかりしてくるので、
『あの~私は建物の説明を聞きに来たのではなくて、父にどんなサービスをしてくれるのかを聞きに来たんです。』
って言ったらその施設の方がびっくりしていました。」

という話をよく耳にします。

「ハッピーニューライフ東船橋」は22人収容なのに、食堂が3つあるんです。

見学の時、ご家族とお話をする多目的ルームとして使っている食堂が奥にあるのですが、そこまでの通路に貼ってある色々なイベントの写真などを見て、

「うわーっ!楽しそう!私が入居したいわ~!」

といつも言っていただけます。

廊下の至る所にある色々なものが見学の時には見えないホームの姿が見えるのです。

「よい老人ホームの見分け方」

共有部分が多少あるか?

※ありすぎても無駄。使われていない場合も多い。

先ほども述べましたように22人収容なのに3部屋も食堂があるんです。
当初、2階の食堂を見て、

「中川さん、ここも居室にすれば4人部屋になったのに。」

と、言われたことがあります。

でも、2階に食堂があれば階段を降りれなくても、横移動は自立している方は自力でそこまで来ることができます。

レクリエーション活動をやっているか?

某施設に行った際に
「余暇はどのように過ごしているのですか?」と聞いたら

「うちはレクリエーションは一切ないですよ!そんなことをご希望なら、ほかの施設に行ってください!」

と言われたとびっくりされていた方がいました。

仕事ばかりに追われているとレクリエーションなどには手が回らないのです。

6月16日に「ハッピーニューライフ東船橋」で入居者懇談会が開かれました。
なかなかの出席率です。(OBOGの方も参加です。)

よく、ほかの施設の方の管理職の方が
「嫌だな~また家族懇談会の時期がきたよ~」
とおっしゃるので
「え?嫌なんですか?私のところでは皆さんから、感謝の言葉や励ましの言葉を頂くので逆に私は楽しみなんですよ」
というと
「うらやましいな~」
って、とても家族懇談会を嫌がっていることがありました。

さて、今年の懇談会も予想以上でした。

最近入居された方たちが

「20か所も30か所も調べたり、見学して来ましたがここに決めました。あったかい雰囲気で、ヘルパーさんも明るくて、家族的で…」
「病院や体験入居したホームでは、母はほとんど食事に手を付けなかったけれど、ここでは全部食べられるようになって、どんどん元気になってきています!」
「あるホームに行ったら、『私共の食事は美味しいんですよ』と言うので、厨房を見せてくださいと言って見せてもらったら、狭い厨房に“大きい流し台”と“大きいお鍋”だけが置いてあるのを見て、すぐにピンときました。“湯煎”したものを出しているのだな、と。それで私は、『はい、わかりました!』と言って入居するのはやめました。」

と、おっしゃって下さいました。

私共の「ハッピーニューライフ東船橋」では食事は全て手作りです。

  • 餃子
  • フライ物
  • シュウマイ
  • デザート などなど

この日も厨房スタッフ手作りスイーツ3種の盛り合わせでした。

ご家族の皆さんから

「うわ~っ!これって本当に手作りなんですか??」

と歓声が上がり、ご家族同士で歓談しながら召し上がってくれました。

介護スタッフも一流ですが、厨房スタッフも一流なんです!

本当に

  • ご家族様
  • 入居者様
  • スタッフ
    が一丸となり、家族のように介護に取り組んでいる姿をみて、また私も原点に戻り、皆さんが心から喜んで下さる老人ホームを運営して行きたいと強く思いました。