中川修子が綴る「介護ブログ」

鮭ハラコ飯

「ネスト実籾」に立ち寄った際、私の得意な“仙台の鮭ハラコ飯”の話になり、スタッフから「食べてみたい!」との要望があり、スタッフ用5合、利用者さん用5合を準備して持っていきました。
坂田リーダーを始め、スタッフもご利用者さんも、とにかく明るい!笑い声が絶えず聞こえます。
昼食時間になったので、炊きあがったご飯を黒塗りの桶に入れて2階に運びました。

「みなさ~ん、私の18番の「鮭ハラコ飯」と行きたかったのですが、弊社は生ものはお出しできないので、「鮭の炊き込みご飯」を作らせて頂きました~!!」

というと、ご利用者様から「ウワッ~」と歓声が上がりました。
「これを食べないと、スタッフも“もぐり”なんですヨ」というと、

スタッフの一人が、「あら~じゃあ私ももぐりだわ~」と言い、
ご利用者さんから「あら~私たちもだ~!!」と大きな声で言われ、皆大笑い。

「ハイ大丈夫ですヨ。今日はスタッフの分も別に炊きましたから、いっぱい食べてくださいね」
「それから、いつもは5合のお米に対して鮭を3切れ入れるのですが、今日は「ネスト」の皆さんにごちそうするので、4切れ入れました~!」と言うと、皆さんから大きな拍手と最高の笑顔を頂きました。

これだから辞められない!
介護の現場は楽しい!

以前、別の施設「ハッピーニューライフ市川北方」でのこと。
ある入居者さんが、少し体調が悪くなっていてホーム長から「食欲が落ちてしまって・・・」との報告があり、
「わかった!鮭ハラコ飯を作ってあげよう!」と昼食に用意しました。すると、なんとお代わりをして下さったのです。
そして、それを機にすこしずつ元気を取り戻していきました。
食事は、ただ、提供するのではなく、一人一人をよく観察して、早めに対応が必要だということです。

以前、私はよく、指導していました。

ただ、配膳するだけでは“ウエイトレス”さん。今日のメニューの中で、高齢者の方にとって“食べにくいものはないだろうか?”とかこの方は、“この大きさで大丈夫だろうか?”などチェックをして、その方がスムーズに食事を摂れたら合格!!
元気な人から食事中「すみません」という言葉が出たらOUTだと思っています。
・スプーンよりお箸がいい方
・フライの時などソースよりお醤油がいい方
などなど

食事の摂取量も一人ひとりチェックをする。
小規模だからできるきめ細かなケアを私が社長を退任した後もずっと続けてくれていることに私からも感謝です!
まだまだ私もお手伝いしたいです。黒子になってあまり出しゃばらず程よくネ。


エンドウ豆。皮をむいていたらあまりにもかわいくて思わず写真をとりました。
日野原先生曰く、「運動」より「感動」が重要だそうですヨ。
こんなことで「カワイイ!!」って感動するのわたしだけ??とスタッフにいうと、「う~~~」って答えに困っていました。