中川修子が綴る「介護ブログ」

介護スタッフの皆さん、趣味を持ちましょう!

今、コロナ禍で、私も自分の会社の高齢者施設の出入り口も「極力控えるように」との社長からの指示で、なかなか出入りもできず、寂しいですが、ご家族の方たちも面会できず、我慢しているのですから私も我慢しないといけない、大変な時代です。

先日、習志野のデイサービス「ネスト実籾」のスタッフが私の和の手作りタペストリーを見てすっかり魅了されて、「娘二人にお雛様のタペストリーを作ってあげたい」ということで、本来なら一緒に手取り足取り教えてあげるところ、接触時間を極力少なくするため、かなりの所まで下準備をして届けてあげて、残りのつくり方を伝えに行きました。

手作り帯を使ったタペストリー
生徒さん達に見てもらいたかったのに、教室はお休みで残念です。

働いているとき、趣味を持つということは、とても大切だと思います。生活の中でON/OFFができるからです。
私も社長時代~ずっと休みもほとんどとれず、日々毎日忙しい生活をしてきましたが、その中でも、次の休みには、

どんな作品を作ろう?
その材料は何がいる?
何が足りない?

仕事の移動中に手芸店の近くを通れば購入しておいて、休みの日のは即作製に取り掛かります。
よく「何日かかりましたか?」と聞かれるのですが、朝~夕まで1日ずっと取り掛かっているわけではないので、分からないです。

でも、この限られた時間の中で作った作品は、完成すると達成感でいっぱいです。その出来上がった作品を、入居者さんや予防教室の生徒さん達にお披露目すると、皆さんが「ウワーッ!いいのが出来たネ!」と喜んで下さいます。

介護の現場は大変で「仕事で精いっぱい」だと思いますが、逆にストレスも多い仕事だけに何か趣味を持って欲しいなぁと思います。
今、私は手芸で、お客様達や手芸仲間とつながっているし、料理でも老人ホームの入居者さんやデイサービスのご利用者さん達に変わったおやつ、今話題のおやつや土鍋で丸ごと玉子ご飯などびっくりするようなご飯を提供させて頂いて、喜んで頂いて、本当に楽しくてたまりません。

趣味って聞くと、「時間がない」とか、「お金がかかる」とか思いがちですが、お金のかからないように工夫することで、いくらでも
節約することができますよ!
例えば、
1.つい捨てがちな「蕃爽麗茶」の箱で物入を作ったり
2.“ユニディ”で、袋詰め放題200円コーナーで買った木材がフォトフレームに!
3.納豆の入ったパックで額縁を!中に入れる絵は通販のカタログを切り取って使っています。

つい捨てがちな箱も素敵な作品に生まれ変わります♪

※ちなみに、「ネスト実籾」のスタッフさんはタペストリー2枚を上手に仕上げ、娘さん2人にプレゼントしたそうです。
とても喜んでくれて、二人とも「これ、お嫁に行くとき持っていく!」と言ってくれたそうです。
お役に立ててよかったです。

岡山市のお土産
鹿児島・知覧のお土産

以前、講演会で訪れたときに買ってきた、お雛様。もっとたくさんあるのですが、ほんの一部を我が家の玄関に飾りました。