中川修子が綴る「介護ブログ」

1.介護予防教室

先月から新入生が1人仲間入りしてきました。既に8年生の生徒さんが誘ってくれました。とても元気そうに見える方です。
こんなお元気な方が、また来月も続くかな?と思っていましたら、今月も参加してくださいました。

教室の先輩達と月1回「体組成」を測っていて、「今日も測ってきました」とのこと。

「それで どうでした?」って聞くと
「どうでしたって、何が?」と聞かれ
「ご自分の改善しなくてはいけない所が見つかりましたか?」
「えーそんなのわかんない!?」とのことでした。

測定するだけ?
数字が上がった、下がっただけ見ればいいの?

血圧検査と一緒で「標準」の数値であれば「OK!!」と考えていないだろうか?

判定結果の危険な落とし穴!!

「判定が標準内だから安心」と思って何もしない方も多い。

”こまめに測定”する意味は?
”早めに気づき 早めに対策する”です。

「生活習慣病」は、「サイレント・キラー」といわれ、自覚症状がないそうですから。

この新入生さんもだいたいの項目が標準に入ってました。
でも、基礎代謝はかなり低く、よって骨量もかなり少なかったです。

※標準内に入っていても

 良い方に近いのか?
 悪い方に近いのか?

 まで見て、早めに対策してほしいです。

毎月1回「測定の日」を!!

2年前「体組成計」を市内16か所に田中市長さんが設置してくださいました。

そこで、ただ測るだけでなく、又、ただポイントを稼ぐためだけでなく、体組成の意味、数値変化に伴う気を付けなくてはいけない知識などを身につけて欲しくて、田中市長さんに提案させていただきました。

市長さんには賛同していただいたのですが、私の地元の一部の方には受け入れていただけず、その提案は実現できませんでした。

私が7年前「介護予防教室」を開講したときは、参加者が多くて月に7~8回開催する程の人気があったというか、高齢者の方の関心度は予想以上に高かったのですが。

宮城県登米市で月1回の「測定の日」

ですが、最近、一方宮城県の登米市では市民一体となって尿検査を毎月行い、”測定の日”として行うことになり、Na(ナトリウム)K(カリウム)の成分の数値をチェックし、

塩分を摂り過ぎていないか?
野菜もきちんと摂れているか?

を数値化して自分でチェックすることによって、健康の意識を高めているそうで、その結果、”どんどん高血圧の人が減少してきた”という結果を出しているそうです。

すばらしい!!真に市民一体となってやることが大事!!

本当にこの超高齢社会で一人一人が特に高齢者が健康に強い意識をもって、もっともっと取り組んで、”健康寿命”を目指して楽しく元気に過ごして欲しいです。

市川市でも、”測定の日”を作り、体組成のこと、血圧の正しい測り方など、正しい知識を持っていただけたらと願っています。