中川修子が綴る「介護ブログ」

1.介護予防教室

“1月”は冬休みです。

いつもなら、
1.年間通しての「予防教室」の資料の整理
2.家の中の片付け、年末の大掃除
3.身体のメンテナンス
4.「行きたい!」と思っている所へ行く
5.作品作りをする  等々

まさに、この1年に2回の長期の休みは私の“リフレッシュタイム”の期間です。

ですが今年は1月13日から、リユース着物の“たんす屋”さんでのイベント(私の作品の展示会とワークショップ)のため、大忙しの年末年始になってしまいました。でもそんな忙しさは嬉しいな!! 全力投球で頑張りました。

たくさんの方々が来てくださって、ワークショップを楽しんでいただきました。

日本人だけれど、外国に住んでおられるという女性の方もお二人いらして、外国に持ち帰って皆に教えてあげたいとおっしゃっていました。

作品名の福島発祥「元気びな」のごとく、私も皆さんも元気になりました。

最終日の参加者の皆さん

”くしゃみ”をして脳梗塞!?

さて本題に入ります。

“くしゃみ”をして「尿失禁(おもらし)」をすることがあるという話は、高齢者の女性の悩みの1つとしてよく耳にしますが、ある男性の方が夕飯を食べている時“くしゃみ”をした直後に顔が歪み、ろれつが回らなくなって「おかしい?」と思い、車を運転して病院まで行ったそうです。そして緊急対応で血圧を測ったら、上(収縮期)が200もあったそうです。

その方は別の大病もされている方なのに、血圧も家庭で測っておらず、通院(術後)も1年間、1度も病院に行ってなかったそうです。

私のまわりでも、高血圧だった人の悲しい結末の話を多く耳にします。他人事では済まない事実を受け止めて欲しいです。

「血圧は月1回病院で測ってもらっているから」と言っている方のなんと多いことでしょう!

生徒さんから聞いた話ですが、

■ Aさんの場合
朝、血圧を2回測って、
1回目 → 朝の血圧の所へ
2回目 → 夜の血圧の所へ
記入して病院の先生に見せている‼
※「夜図るのが面倒だから」だそうです。これって先生気づいてないですよね。

■ Bさんの場合
「夫は病院では、正常血圧だけど、家に帰ったら高血圧になっている。けど病院では何ともないので、お薬は出してもらっていない」とのこと。
これぞまさしく一番危険な「隠れ高血圧」ですよネ。これに気付いているなら家で測った血圧を病院に持っていって相談するべきだと思うのですが、そのまま放置しているようです。

■ Cさんの場合
「骨粗しょう症の薬をもらっているけど、胃が痛くなるので飲んでいない。だから通院して薬をもらっているけど飲んでいない…」という方。
「お薬が体に合わないのなら、色々なお薬があるので別の薬に変えてもらったら?」と私がアドバイスしても、なかなか言いづらいそうで。延々とその状態が続いていて体組成の骨量もかなり低いです。
転倒しないことをただただ祈るばかりです。

※お一人暮らしの方で、色々お手伝いさせて欲しいことは沢山あるのですが、何の権限もない他人の私に出来ることには残念ながら限りがあります。そしてここでもこんな形で医療費のムダ使いが起きているのですが…。現場では色々なことが起きています。