自分のカラダのこと まだまだ知らないことだらけ!
今年の3月9日 市川市歯科医師会の市民講座
~ 免疫力を高めるために 長生きは唾液で決まる ~
を受けました。
新しい視点でのお話は、とてもためになりました。
講師は日本大学歯学部 摂食機能療法学講座 特任教授 植田耕一郎先生でした。
例えば脳梗塞で倒れ、入院し、それなりの処置をした後のリハビリが首から下だけ?!
本当は首から上が大事!!
「食事は口から食べるのが大事!」といわれています。 確かに!
実際、老人ホームなどでも、口からものが食べられなくなってくると、体力が落ち → 筋力が落ち → 寝たきり状態になってしまう姿を何人も見てきています。
「口のリハビリは、おしゃべりするのが一番、口や舌の運動になる」と以前から聞いていたので、もう20数年前、仙台市居住の義理の母が脳梗塞で倒れて入院した時、みんなでお見舞いに行った時はベッドの両脇で手足のマッサージと呂律が回らない状態で何を話しているのかわかりませんでしたが、それでも皆で話しかけて、おしゃべりをなるべくするようにしていました。
その結果、自宅に帰ることができて、食事もほぼ普通食に戻り、しばらくして、杖をついてトイレまで行けるようになり、おしゃべりも何とかできるようになりました。
2人の妹達のお陰です。私は遠いのと当時会社の社長という立場の仕事があるのとで、介護費用の資金の援助をさせてもらいました。
「あきらめない介護」ってこういうこと?
「もう今晩が山です」と医師から告げられた時、私が「一晩、付き添わせてください」とお願いしたら、看護師長さんが「ここは完全看護だから必要ないけど、簡易ベッドを用意してあげる」といってベッドを貸してくださいました。
20~30分おきに痰がからむので、看護師さんに吸引してもらうこと、7~8回。
朝方痰が治まり、穏やかに呼吸ができるようになって、元気を取り戻してくれたのです。
本当に「あきらめない介護」です。
話は元に戻って
長生きは「唾液」で決まる
― 口(くち)ストレッチで、全身が健康になる ―
植田先生の著書です。
この講座のときに購入しました。
あともう1冊「命のワンスプーン」もあります。
私もある程度は知っていましたが、この「唾液」の本を読むと、「目からウロコ」のことがたくさんありました。
私の介護予防教室の生徒さんたちに
*唾液って一日にどれくらい出ると思いますか?
皆さんの答えはだいたい「500㎖ぐらい?」が多かったです。
正解は、1~1.5ℓだそうです。
*「唾液」の役割もこんなにたくさん?生徒さんもビックリ。
中川「こんなに『唾液さん』は頑張っているのですよ。皆さん、感謝しましょう!」
生徒さん「唾液が出るのは当たり前だと思っていた。これからはきちんと意識しよう。出てくれることに感謝しよう!」
といっていました。
本当に「口腔ケア」だけでも内容が濃く、1年間(毎月1回)講座が開けそうです。